モーター用ヘルメット

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全てのICAROヘルメットは、イタリア最高峰のヘルメット開発工房の協力の下、イタリア人デザイナー イグナチオ・ベルナルディの開発によりイタリアで生産されています。

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ICARO社におけるヘルメットの生産は1992年に始まり、2013年には7000個を越えるヘルメットを販売しました。

ICAROヘルメットは全て欧州規格E.N.966-HPG/ULの認定を受けています。

 

樹脂被覆ステンレススチールワイヤー製サイドピースによるチンストラップの固定

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(イヤーディフェンダーおよび無線ヘッドセット)

EardefenderICARO社では最高級ブランドのぺルタ製ヘッドセットのみを使用し、ICAROヘルメットへ完璧に装着しています。そしてICARO社ではあらゆるタイプの無線装備に対して対応できるよう電子部品を用意しており、その中には、ソーラーインパルス2計画(太陽光発電エアプレーンによる世界一周計画)やICAROリーガ ヘルメットを採用しているスイスの航空レスキュー隊といったプロフェッショナルなヘッドセットも含まれています。

いったん、ICARO社の特製ネジを用いてヘッドセットをヘルメットに装着し、衝撃吸収材のスチロール樹脂がシェルに対して完璧に固定された後は、これを再度取り外す事はほとんど出来ません。またヘッドセットの交換も困難となっています。そのためICARO社では、発注時にヘッドセットの選定をしっかりと行っていただく事を、お願いしています。

ICARO社では、安全性の問題から、ヘルメットを被る内側に通常のアーチ支持の独立型ヘッドセットを着けて使用しようとするパイロットには、ヘルメットを販売いたしません。
この場合、もうパイロットの頭部は充分な防護を受けられなくなってしまうからです。

 

06-M(ヘルメットに固定されたヘッドセットの長所)

・イヤーカップを素早く簡単に上へはね上ることができます。
・ そのため地上では通常の聞き取りが可能です。
・ 飛行中でも、好きな時に耳を換気できます。

 

 

 

 

安全性とEN966認定について

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ICARO2000では、フリーフライトスカイスポーツおよびマイクロライト用の規格であるE.N.966認定の取得のために、自社のヘルメットに対して徹底的なテストを行っています。

なお、スキー用ヘルメットの規格EN1077を取得する為に必要とされるテストは、EN966程には厳しくありません。

ICAROでは全てのパイロットにお願いしていますが、飛ぶときは必ずヘルメットを装着して下さい。こんなわずかなことを省略して万が一のリスクを犯してしまうには、人生はあまりにも重大過ぎます。

                       

                 EN966取得のための厳しい落下試験

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 ヘルメットに関する法規定

EU域内とスイス国内においては、個々のスポーツ活動に対応した認定ヘルメットの着用が義務付けられています。それぞれのスポーツにはそれぞれの特性があり、ヘルメットもこれらの特性に対応したものでなければなりません。ハンググライダー、パラグライダー、マイクロライトの場合、特に厳しいテストが課せられています。全てのヘルメットは必ずどのようなテストを受けたかというラベルを内側に貼っていますが、ヨーロッパにおいてこれらスカイスポーツに対応する規格はEN966です。ヘルメットを販売する者は、そのヘルメットが使用されるスポーツに対応した認定を受けている事を確認しなければなりません。認定を受けていないヘルメットを販売することは刑事訴追を受ける違反行為です!

全てのICAROヘルメットを試験し認定しているCSI社は、イタリア運輸省の認可およびTUVドイツ技術検査協会の認証を受けています。この会社ではイタリアで製造される全てのヘルメットに対する認定を行っており、その中には欧州規格EN966に基づいてスカイスポーツ専用に製作されたICAROヘルメットも含まれています。そしてICAROヘルメットは特別に可能な限り軽く設計製作されていながら、次の説明のとおり、ハンググライダー、パラグライダーのパイロットに対して最大限の安全性を提供しています。

 

頭部プロテクションの理論

ヘルメットのプロテクション機能は、衝撃を受けたさいに頭部へ加わる加速度を低減させることで発揮されるものです。つまり衝撃力を吸収して脳を守る事が大切なのです。ごく小さな衝撃であればヘルメットで最も内側にあるポリウレタンパッド層のゆるやかな圧縮によって吸収されますが、より強い衝撃では発泡スチロール製の内側シェルがつぶれることで吸収することになります。さらに激しい衝撃ではかたい外側のシェルが段階的に壊れてくれることで最終的なプロテクション機能を保持します。

と言うことは、頑丈すぎるヘルメットシェルは必ずしも最高のプロテクションとはならず、それどころか反動が出て衝撃を増幅させてしまう可能性すらあるのです。激しい衝撃に対しても最大の衝撃吸収力を発揮してうまく段階的に壊れてくれるようにするには、シェルの素材と厚みの最適化が必要となります。この理論は自動車設計にも用いられており、衝突時に車体のフロントあるいはリアが段階的に壊れていって衝撃力を吸収して車室の破損を防いで、乗員を守るようになっています。ですから、ヘルメットのアウターシェルが強い衝撃によって壊れるのは、衝撃が頭部に達しないように衝撃吸収するため通常求められていることなのです。

そのために、逆説的に思えるかも知れませんが、普段のヘルメットの取り扱いにはとても注意が必要です。収納保管している間に強い力を受けることのないよう注意してください。特にチンガードやサイド部分は強い衝撃を受けた時に段階的に壊れることで必要なプロテクション機能を確保するものなので、最も注意が必要です。このことに関連して、ヘルメットに強い力が長い間かけられていると表面の塗膜がはがれてくるようになっています。顔面周囲部分の塗膜にひびが入ってくるのは、通常、チンガードが強い力で押し込まれたことを示しています。とても強い衝撃を受けた時にヘルメットは必ずこれらの特定の部分が壊れなくてはなりません!

また、スカイスポーツ用のヘルメットに軽量化が求められるのは、単に飛行装備重量を軽減すると言うためではなく、実際のところは、衝撃を受けた際に重いヘルメットだと頭部がそれだけ強く振られて首を傷めるリスクが高まるからでもあります。

 

ヘルメットの構造

ヘルメットは基本的にFRPや樹脂製のアウターシェルと、壊れることで衝撃を吸収する発泡スチロール製フォーム材のインナーシェルとで成り立っています。さらに内張り層として発泡ポリウレタン製フォームに非アレルギー性の通気性のある布地を貼った快適なライニングがあります。通常、この内張り層の変更によってヘルメットのサイズが変更されます。そして一部のモデルでは内張り層が取り外し可能で洗う事ができるものもあります。

中にはヘルメット内部の換気や通風の機能を持ったものもあります。

チンストラップ(あごヒモ)には普通、ワンタッチの取付けシステムがついていて、余った部分がバタつかないようにベルクロ(マジックテープ、面ファスナー)などで固定できるようになっています。

バイザーがついていると冷たい空気や強い日差しからのプロテクションになります。バイザーは耐摩耗性のある熱可塑性の素材でできていて、曇り止め加工が施されているものが多く、また、高品質なサングラスとしてハイテクノロジーの積層加工が施されてもいるので、傷がつかないよう丁寧に取り扱って下さい。そして表面に小さな傷がついて視界が妨げられるようになったバイザーは交換して下さい。

 

ヘルメットの選択と購入

ヘルメットの購入に当たって先ず注意しなければいけないのが、サイズが本当に合っているかどうかを確認することです。そのための手間と時間を惜しまないで下さい。いくつかのサイズを試してみましょう。毎回、チンストラップを調整してちゃんと止めて下さい。ヘルメットがゆるすぎてグラグラ動いてもいけないし、きつすぎて頭を締め付けて痛いのもいけません。ゆるすぎると飛行中にヘルメットがずれてきてパイロットの視界をふさいでしまったりクラッシュ時にずれて防護されるべきパイロットの頭部の一部が露出してしまう恐れがあります。また、きつすぎるとヘルメットの内張りがすでに圧縮された状態になってしまうので、衝撃吸収能力が落ちてしまいます。

ですから、ヘルメットを試着する時はヘルメットを引っ張り上げたり前後に押したりしてみてください。もしずれたりグラグラしたりする場合はゆるすぎます。頭を前へ傾けてヘルメットの後端をつかんで持ち上げてみて簡単にずれるようなら、そのヘルメットはパイロットの頭の形にあっていません。

ヘルメットの選択に当たってもう一つ考慮すべき要素は、フルフェイスにするかオープンフェイスにするかという問題です。フルフェイスヘルメットならパイロットのあご周辺へのプロテクションにもなります。

ヘルメットの試着に際して以上の判定基準のうち一つでも不満足ならば、他のサイズあるいは他のモデルを検討してみて下さい。

決して中古のヘルメットを購入してはいけません。価格的に魅力的であったとしても、本当に安全性を発揮できる状態が保たれているのかどうか(実は過去に衝撃が加わっていないかどうか)はっきりと知る事ができないからです。

 

ヘルメット発注にさいしてのご注意

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ヘルメットのサイズ表示は全て内側のパッドの内径となっています。

ICAROヘルメットはそのほとんどが内側のパッドの交換によってヘルメットサイズの変更が可能です。スカイランナー モデルのみ、パッドサイズが固定されています。

もしお買い上げいただいたヘルメットが交換可能なパッドのもので、サイズが少し合わなかったような場合、ICARO社では別のパッドを無償で提供しています。

 

ヘルメット使用上の注意

パイロットにとって最適なヘルメットを選択できたとして、次に、正しい装着を忘れないで下さい。安全性のためには、ストラップを正しい長さでしっかりと締め、ヘルメットがぴったりとフィットしていなければなりません。

また、スカイスポーツ活動において、色々な衝撃からパイロットの頭を保護してくれていることで、ヘルメットは消耗していくものだということも覚えておいて下さい。

様々なクラッシュに対してヘルメットが完全なプロテクションとなる訳ではないからといって、ヘルメットをかぶらないことの言い訳にはなりません。

ヘルメットの使用に当たっては、はじめに説明書を読んで正しい調整・装着法を実行して下さい。ヘルメットをかぶる時は必ずストラップを締めて下さい。ストラップを閉めていないと、クラッシュ時に最初にヘルメットが脱げてしまって、次にパイロットの頭に対して衝撃が直接加わってしまうことになります。それどころか飛行中にヘルメットを落としてしまう事さえあり得ます。

ストラップをベルクロで止めるだけ、というのもいけません。ストラップについていることの多いベルクロはストラップの取付け部品ではなく、ストラップの余った部分が風でバタつくのを防ぐためにあるだけです。

ヘルメットをハーネスバッグの中に収納している場合は、決してその上に腰をかけないでください。そして荷物の中でヘルメットが他の荷物に強く押されていたり下敷になっていないよう注意して下さい。

安全性能を保持する点から、いかなる条件でもヘルメットの改造は行はないで下さい。また、塗装や被膜形成、あらゆる種類の化学溶剤、高熱などによって、ヘルメットは激しく傷む可能性があるので、飾りで塗装したり石油系溶剤で拭いたり、強い直射日光にさらし続けたりしないでください。

バイザー付のヘルメットでは、バイザー表面に傷がついて視界が悪くなってきたらバイザーを交換して下さい。

ヘルメットには決まった寿命はありません。微小なものも含めて全く衝撃を受けることなく丁寧に扱われていれば、そのヘルメットは長年にわたって理想的なプロテクションであり続けるでしょう。そうは言いながらも、目安として5年経ったらヘルメットを交換するというのは良いことです。こうすれば新しい世代のヘルメットによってより高いプロテクションを受けることができるでしょう。全ての分野に共通した事ですが、ICARO2000社においても、絶え間ない研究開発の努力によってヘルメットの安全性能も常に高められてきているのです。

もしヘルメットが衝撃を受けた時は、それが大きなものでなく、また外見上からは損傷が無かったとしても、新しいヘルメットに交換されるべきです。実際は発泡スチロール製のインナーシェルが衝撃を吸収して一定程度の破壊変形を起こしていることがあるからです。同様に、ヘルメットをテーブルから堅い床へ落とすなどして表面に衝撃を与えた場合は、アウターシェルに微細なヒビが入って、事故で激しい衝撃が加わった際の衝撃吸収能力を低下させている可能性があります。

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