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フランス のパラパント誌(2016.7)にバリ1のテストレポートが掲載されました。
ハイ、ガブリエル
貴方のフェイスブックに新しい機体BALI2が載っていますね?
まだ未発表だというのに、、、その機体の調子はどうですか?
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抜群ですよ。
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バリ1とはどう違うのですか?
シャークノーズ?
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同じ翼平面形で、同じアスペクト比ですが、いくつかの重要な進化があります。
-前縁のシャークノーズは、3D裁断の前縁です。
-よりクリーンな翼表面。センター部のラインを増やしてテンションを上げ、ライン総長は26サイズで前の220mに対して230mとなりましたが、さらにつぶれ難くなりました。
-ボトムラインをバリ1のアラミド1.85mm径から1.3mm径のリロス社製の新型ダイニーマ(PPSL200/160)とし、機体の滑空性能、速度性能を向上させました。
-Cラインのロッドはなくなり、機体が軽く、たたみやすくなりまあした。(アコーディオンたたみの必要がなくなり、前縁に気をつければ良いだけとなりました。)
-ライン総長が10m増えたにもかかわらず、スピードレンジがさらに広がりました。フルスピードでのグライドの向上とつぶれ難さは、シャークノーズのおかげでもあります。
-新しいブレークライン配置によって、さらにダイレクトなコントロール性が得られ、常にブレークラインのプレッシャーを感じることが出来ます。
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全てのハイエンドBに性能でまさるバリ1でしたが、トレンディーとは言い難く日本でのセールスでは大きな成功を収められませんでした。BALI2では良いポジションを獲れるよう期待出来そうですね。
ハイエンドBで現在のトレンドは、軽量とコントロール性の良好なバランスが特徴でした。また一方で今注目のBクラスグライダーは、低いアスペクト比と多数のセルを持ち、Dクラス(と言われるところの)性能を備えたPでしょう。
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バリ2はPに対してもさらに高い性能を持っています。もちろんPのスペックはローエンドBであって、275mのライン総長とアスペクト比5.2では真のハイエンドBの性能は実際のところ望めません。
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でも、Pの新しいコンセプトが大変興味深いものであることに違いはありません。
アスペクト比5.2でこれほどの素晴らしい性能を備えた機体が今までに無かったことは事実です。
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そう、その通りです。5.2のアスペクト比の機体としては素晴らしい性能です。
その一方で、Pはとても複雑な構造で本当に高価です。そのコストに見合うだけの価値があるかどうかは、まだわかりません。とにかく、この意欲的な機体のことは心にとめておきましょう。あと、この機体は修理も大変ですね。
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オーケー。ところでウインドテックの以前の説明では、シャークノーズはアスペクト比の6以上に高い機体(cクラス以上)で有効とのことでしたが、この技術を、なぜ、どのようにバリ2に取り入れたのですか?
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ウインドテック社では、特別なとても小さいシャークノーズを最適化して用い、トップスピードでの有効性がさらに高まり、さらにつぶれ難くなることが実証されました。
発表前なのにガブリエルが自身のFBにアップしてしまった動画。タイトルはMY NEW GLIDER、、というよりは、New Toy。