注意：POD ハーネス における落下防止システム

先日、静岡県にてポッドハーネスのレッグベルト付け忘れによる死亡事故が起きました。

使用ハーネスはWoodyValley社ハーネスでは無いですが、重大な事故として弊社としても重く考えております。

 

弊社で販売していた WoodyValley GTO Light ですが、レッグベルト付け忘れ防止システムについての注意勧告です。

このシステムは本来、レッグベルト付け忘れを防止する為のものです。

 

これはレッグベルト付け忘れ防止の為のシステム設計であり、レッグベルト付け忘れが起きたとしても落下事故を防ぐものではありません。

このシステムは、レッグベルト付け忘れを防ぐためにあえて複雑に設計されています。

このシステムを改良したりすることで、重大なレッグベルト付け忘れが発生する可能性が高まります。

決してレッグベルト付け忘れてしまい、フック接続のみでフライトしないでください。

 

GTO Light 2 のレッグベルト付け忘れ防止システムはダイニーマラインを使用しリングを通したシステムによって、レッグベルトを付け忘れてフライトを行なった場合でもある程度の強度を保つように変更されております。

しかしながら、レッグベルト付け忘れ事故を完全に防止するものではありません。

このシステムも複雑なために、勝手な改良等をしたりすることで、重大なレッグベルト付け忘れが発生する可能性が高まりますのでご注意ください！

 
多発するレッグベルの付け忘れを防ぐためにWoody Valleyが開発したゲットアップシステムは、現在ほとんどのハーネスに普及しています。
そしてポッドハーネス用に開発されたこのシステムも事故の防止に貢献するものですが、改良されたり誤っての使用は非常に残念なことです。
今後もこういった事故を防ぐよう弊社も全力を尽くしてまいります。