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ウッディーバレー社はポッドハーネスのパイオニアであり、その最新型であるX-Rated7は現在、4か月待ちとなっている。8㎏ちょっとの重さで、先鋭的で競技志向で空気抵抗を少しでも減らしたいパイロット以外にとっては、かなり高価な代物だ。
それはずっと長くなったV型のフェアリングを持ちながら、まるでExoceatとX-Rated6とが融合したようであり、これがどこかのテイクオフに現れたとしたら周り中から「凄い!」という叫び声が飛び交うことだろう。この表現は的を得ていて、これは凄い代物だ。だが、それだけではない。ベロア地に覆われた背板に格納式のヘッドレストを持った恐ろしく美しい逸品である。そう、これは読者の読み間違いではない。タブを掴んで引き上げるとパイロットのヘルメットの後ろにヘッドレストが現れるのだ。また、調節式の交差固定システムを持ち、荒れたコンディションになってきたらこれを締めることが出来る。
飛行中の腰回りのホールド感の良さはX-Rated6と同じで、腰の動きがしっかりと伝わる座板のレスポンスの良さは、高いアスペクト比の翼をコアへ絞り込もうとロールさせていく時に役立つ。その居住性の高さはまさに夢心地だ。一方、何本かのフライトでは、リアフェアリングが膨らみ切るまでにもたつき、少し端がきれいに伸びないこともあった。この部分の収納には気を使った方が良いだろう。また、アンチGの収納部が背中の下の部分にあり、左右どちらからでもアクセスできるのだが、そのアクセス ジップ タブが緊急パラシュートのハンドル(これも左右につく)のかなり近くにあり、冬グローブでは掴むのが簡単ではない。あと1つ気になった点は、X-Rated6と同じくバラストコンテナが座板の下から簡単に取り出せないことだ。テイクオフで優秀なサポートでもいない限り、かなりの奮闘を要する作業になる。それはさておき、競技会で我こそはと自負する猛者の諸君、いますぐ発注するべきだ!
X-rated6 の良いところを踏襲しながらも、新しいベルトシステム、シートポジション、脚回りの居住空間、生地の多様性、コックピット、エアフォルムなどなど、すべてが進化しております。
ダブルレスキューパラシュートの収納も広くなり、レスキューパラシュートを痛めないだけでなく、エアフォルムを犠牲にしないようにと、底生地は厚くなっております。
驚くのは、まるでレザーシートのような高級感あるシートです。
座ったらなんとも居心地の良いフィット感と、操作性が良いと感じる居住性。
自分なりのセッティングを出せば、さらに虜になりそうです。
背板の伸び縮みによりグライド時の安定感も生み出せます。
X-rated 7 は、コンペパイロット達を必ず満足させるハーネスです!
2016月11月現在、約7ヶ月