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フランス のパラパント誌(2016.7)にバリのテストレポートが掲載されました。
僅か5.67のアスペクト比でその性能はこれまでの多くのCクラス機に匹敵するものです!
新型翼断面と斬新なライン取付けポイント等により、軽く精確なコントロール性を実現。
向上した沈下率でサーマルでの上昇率は速く、今まで以上に弱いリフトで上昇が可能となり、クラス最良の滑空比によって、これまで難しかったサーマル間の移動性も向上。
これはライン総長を抑えた事で可能となっており、スモールサイズ24でのそれは200mを切り、30㎡のラージサイズでも240mはありません。ライザーに取り付くボトムラインはわずか2本。これはシンプルに驚くべき事です!
バリの翼断面の前縁には総計70mのナイロンワイヤーが装着され、さらにC列ラインによる内圧の向上によって、従来のインターミディエイト機には無い高い安全性レベルを達成しています。これはまさに、ハイエンドBクラスの新しい指標となる機体です。
バリは現在販売されているBクラス機の中で本来の安全性を保ちながら最高の性能を持つ翼。幅広い層のレクレーショナルパイロットに贈る、ウインドテック社の最新インターミディエイト機です。バリの卓越した沈下率とコントロール性は、荒れた気流や小さくて途切れてしまうコアに至るまで、いかなるサーマルでも上昇を可能としています。さらにこれら全てが極めて高いパッシブセーフティーと結びついていることで、バリが多くのパイロットにとって最高の選択となっています。この最新の機体の開発には、多大な作業と研究が費やされており、これに乗るパイロットは最初から素晴らしい乗り心地を楽しむことがでるでしょう。
その優れた滑空性能と速度性能は、向い風での飛行において今までにない体験をもたらし、ウインドテック社の以前のモデルよりずっと薄くなった新型の翼型の示す安定性には、ただ驚くしかありません。そしてランディングでも、いつまでも飛び続けようとするバリにまた驚かされることでしょう。ブレークはとても軽く、いささかの遅れもなくすぐに反応し、それでいてブレークの引き幅はとても広く、とても優しい特性になっています。
ウインドテック社独自のライン配置とロッドを用いたリジッド フォイル システムによって、多くのラインを削減しました。さらに下面セールに対して特別に短いライン分岐とわずか2本のボトムラインにより、バリの合計ライン長の少なさは記録的なものとなっています。またブレークコードも翼後縁への取付ポイントが前モデルよりも50%されており、これで合計ライン長は28サイズ機でわずか220mになりました。現在、この数値をしのぐ機体はありません。そのためアスペクト比がわずか5.6でありながら(ちなみにウインドテック社の前のBクラス機のゼニスのアスペクト比は6.0です)バリはそう遠くない昔に飛んでいたハイエンドCクラス機と同等の「飛行性能を発揮するのです。
バリはウインドテック社20年の開発の中で最高の機体だと言って間違いないでしょう。そしてウインドテック社はそのことを誇りとします。
> 翼に対する最新のパイロットポジション。A列とB列を後縁に向けて後方へ設定。この画期的な変化によってコントロール性が向上し、少ないブレーク操作、わずかなバンク角で旋回することができ、サーマルでの沈下率を向上させました。
> 前縁にリジッドフォイル「ロッド」を装備し、さらにCラインに対してもワイヤーを設定することで、翼の表面がよりクリーンでスムーズになり、最高速度時の内圧や離陸特性を向上させました。
> 後縁のミニリブによって低速での旋回が向上し、形状抵抗を削減。ブレークコードの集合システムを最適化して、ブレークが軽く引け、高速域での抵抗を特に低減。
> SBS前縁バテン、翼内のゴミや砂の排出に便利なベルクロソケット、スイベル付のふっくらしたブレークハンドル、そしてコンペティションラインのスペシャルコーティングなど、全ての細部にいたる素晴らしい製作作業によって、有害抵抗を最小限に抑え、長期にわたって素材の劣化を防いでいます。
> NCV社製の最新コーティング生地を翼の上下面に用い、長期にわたって高い耐久性を保ち、多くの飛行時間を経ても気密性を失いません。
> イーデルリッド社製の強いラインは、長時間経ってもライン調整の必要がありません。ボトムラインは全て被覆が付き、鋭い岩場でのテイクオフを可能にしてくれます。
ウインドテックのオーナーの1人ガブリエル・カナダがリリースしたてのニューモデル・バリを駆り20年ぶりに競技に参戦、
1st Gabriel Cañada (Windtech Bali)
2nd Carlos Cervilla (Gin Carrera)
3rd Silvio Zugarini (Nova Triton 2)
多数の有力PWCパイロットを含む80名が参加。
第2タスクは途中キャンセルとなりましたが、私は知らずに、エンツォ2やアイスピークに乗るフランス人のグループと一緒に飛び続け、60km強の全タスクを4時間余りでこなしてしまいました。その他のタスクでも貧弱なコンディション、弱いリフトということもあり、アスペクト比が7や8と言ったハイエンドのコンペ機に付いて行くことは、それほど難しくはありませんでした。私のバリのアスペクト比は僅か5.6で、私は別の戦い方をしていたのです。それは時にはかえって楽なものであり、この翼は本当にコントロールが良いので、雲底では常により高くて、グライドで先行されても次のサーマルでの上昇で抜き返すことができました。
・・・バリについてですが、あらためて本当に驚かされました。私はちょうど、今週末のナショナルリーグで優勝したところですが、7時間、市場で見られるあらゆる機体と一緒に飛んでも、私の結論は変わりませんでした:
・コントロール性
この機体が最も抜きん出ている点は、そのコントロール性です。私は20数年来これほどの機体をテストしたことがありません。ブレークはとても軽く、サーマルのコアにとどまるのがとても楽しいです。これに乗るパイロットは、始めはブレークの軽さに戸惑うかもしれませんが、慣れると他の機体に戻りたくない感じと言えば良いでしょうか。そして、このことが我々にCプロジェクト(カプリ)を変更させ、バリの設計値に基づいた機体開発を始めさせる結果となりました。バリと同じ翼断面型を採用する事にし、これは今までの翼厚比が通常16.5%から18%であるのに対して、15%です。ラインの取付ポイントもバリと同じように変更し、この点もまたこの機体の運動性に深くかかわっている点です。
・滑空性能
ライン数の低減と薄翼によって、大会でも多くのCクラス機と同等の滑空比を発揮していました。Bクラス機に対しては、あのC..も含めて全てを凌駕しています。そしてスピードシステムを使わないような弱い条件では、Dクラス機や最新Cクラス機にすら付いていくことができました。もちろん、一度スピードシステムを使って加速されてしまうと、着いてはいけませんでしたが。
・安全性
今回の競技でも一度もつぶれを経験していません。荒れた条件の中を53~55km/hで飛んでいても、です。もちろんこれはエントリー機ではありません。しかしゼファーやゼニスに比べて難しいと言う事は無く、実際、私はもっと楽だと思います。
【 TECHNICAL DATA 】
サイズ | XS | S | M | L |
翼面積(実測)㎡ | 26.6 | 28.2 | 31.8 | |
翼面積(投影)㎡ | 22.83 | 24.2 | 27.3 | |
スパン(実測)m | 12.28 | 12.65 | 13.46 | |
スパン(投影)m | 9.8 | 10.1 | 10.73 | |
アスペクト比(実測) | 5.67 | 5.67 | 5.67 | |
アスペクト比(投影) | 4.2 | 4.2 | 4.2 | |
ライン長 m | 7.27 | 7.48 | 7.85 | |
セル数 | 53 | 53 | 53 | |
グライダー重量 kg | 5.9 | |||
飛行重量 kg | 85-105 | |||
max. speed km/h | ||||
L / D | 10+ | 10+ | 10+ | |
安全規格(EN) | B | B | B | |
税抜き価格 | ¥460,000 | ¥460,000 | ¥460,000 | |
税込み価格(8%) | ¥506,000 | ¥506,000 | ¥506,000 |
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