Phone : 03-3291-0802
Email : info@opa.co.jp
ルーバイはウインドテック社の最新タンデム機です。それは特にプロのタンデムパイロットのために開発されましたが、レクレーショナルパイロットにもお勧めです。離陸でライザーを引くのがとても軽いので、無風条件でもキャノピーはいとも簡単に立ち上がり、着陸も易しく、極めて安全です。そのライザーに仕組まれているトリマーはとても使いやすく、そしてよく効きます。また急いで降りたいときに役立つ翼端折りのロックシステムもついています。
ルーバイの開発では、前作トゥアレグの素晴らしい飛行特性をさらにトータルに進化させ、より軽く、より速くなり、そのうえウインドテックの全タンデム機の持つ素晴らしいコントロール性もあわせ持たせています。
立ち上げでオーバーシュートすることはなく、離陸前にパイロットの頭上にキャノピーを止めておくのがとても簡単で、これは離陸前のチェック手順を行ううえでとても重要なことです。前縁のリジッドフォイルは、地上で翼を広げたときも続いての立ち上げのさいも、とても役立っています。抜群の低沈下率性能で、離陸は数歩で浮いてしまうほどです。
空中では特製のブレーク テンション システムのおかげで、コントロールはほとんどソロ機のようにとても軽くなっていて、パイロットはブレークの軽さを実感することでしょう。これはまた着陸でのフレアー操作を、ウエイトレンジの上限でも楽にしてくれます。
タンデム機ルーバイは、性能と乗りやすさに革命をもたらした最新のテクノロジーを用いた素晴らしい機体です。
39サイズ:572,000円 (税込み)
42サイズ:594,000円(税込み)
【 TECHNICAL DATA 】
オホ・ボラドールによる、新発売ののタンデム機ルーバイの最新フライトテストをご紹介いたします。
ウインドテック社の最新タンデム機ルーバイは、丈夫で扱いやすいしっかりしたスポーツモデルです。
この機体は前作のトゥアレグやカーゴ(どちらも当時としては良かったのですが)をあらゆる面で、はるかにしのいでおり、離着陸はより楽に、より高性能に、そしてより安全になりました。
ルーバイは2サイズで発表されていて、とても広いウエイトレンジをカバーしています。39㎡サイズは125~220㎏を、42㎡サイズは140~235㎏をカバーし、今回、我々は両サイズをテストして、信頼に足る結果を得ました。
ルーバイの立ち上げは素晴らしく、無風でも強風でもよどみなく反応して滑らかに離陸できます。まずセンターから立ち上がってそれが広がり、まっすぐに立ち上がってきて頭上でぴたりと止まるので、ベテランパイロットでなくても、あるいは強めの難しい風でも、楽に離陸できます。
最新のタンデム機であるルーバイは新技術の投入により、離陸からその違いを感じることができ、すぐに確実に浮き上がるので、パッセンジャーと一緒に走る距離は短く、狭いテイクオフで無風でも安心して離陸することができます。
空中での挙動はスムーズで、乱気流にもストレスなく対応でき、ブレークも軽くパイロットはとてもリラックスして飛ぶことができます。
また、実際に多くのタンデムフライトで行われる自撮り撮影でも、片手で両ブレークを操縦しながらカメラの設定変更や撮影態勢をとるなど、楽に行えました。
旋回特性は穏やかで、弱いサーマルを使った上昇に最適です。ただ、あるポイントからは素早い動きとなり、スピードも出てパイロットのアドレナリンを引き出します。スピードに乗って、ウイングオーバー、アシメトリカル、スパイラルと連続してダイナミックなマヌーバーが調子良くこなせるのです。機体からの反応もわかりやすく安定性も優れています。フロントコラプスは一瞬でリカバーし、アシメトリックに入ることもまず起こらず、簡単に一瞬でリカバーできます。安全性に関して、まさにEN B の機体です。
優秀なタンデム機であるので、特に急操作などでは操作力は多少重めになっています。ブレークの引きしろは普通で、滑らかに重さが増し、反応も良好で、レクレーショナルフライトにもより激しい動きにも良好なコントロール性です。
アスペクト比5.4、ダイアゴナルリブや内部の補強をもつ50セルで構成され、前縁にはプラスティックロッドを用いたリジッドフォイルが入ります。使用するナイロン生地は、翼本体にポルシェマリン製スカイテックス エボリューション38g/㎡、リブは同じくスカイテックス32~38g/㎡とパラグライダー生地で主流の2つでタンデム機としての耐久性を考慮したものとなっています。
短く、丈夫で扱いやすいライザーに、使いやすい翼端折りロックシステムがついています。トリマーの幅は広く、ロックも確実ですが、作動に力がいるときがありました。このトリマーの作動によって42~43km/hの速度がだいたい46~48km/hに増速しますが、最高速度においても機体は安定していて扱いやすかったです。
着陸特性は良好で、エネルギーの保存性が高いので、ターンからのファイナルグライドで最高速度を保ってパーフェクトな着地へ減速していくことができます。
ルーバイのカラーデザインは新鮮で魅力的な3色の3バージョン:レッド、ブルー、グリーン。カスタムデザインも対応してくれるとのことです。
約10の滑空比に素晴らしいサーマリング特性を持つルーバイなら、ハイエンドのCクラス タンデム機に対して最高速度でわずかに及ばないものの、XCフライトも積極的にこなせます。
ルーバイは39と42の2サイズあり、スモールサイズは搭載重量125~220㎏で、90㎏までのパイロット重量に適しており、100~110㎏以上のパイロット重量には搭載重量140~235㎏のラージサイズがお勧めです。筆者のパイロット重量は100㎏なので、装備20㎏でパッセンジャーが50~80㎏として、搭載重量170~200㎏となり、好みとしては39サイズを選択します。
ルーバイには、特にライザーを補強したエンジン用バージョンも用意されており、ウエイトレンジは39サイズで最大350㎏、42サイズで最大360㎏に増大されています。
レクレーショナルタンデムパイロットはもちろん、プロフェッショナルタンデムパイロットにとっても魅力的なタンデム機です。